看護部について

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看護部の取り組み

ユマニチュード(R) 認知症高齢者ケアへの取り組み


病棟でのユマニチュード(R) 実技研修風景

博愛会病院は高齢者医療・ケアに力を入れています。

特に年々増え続けている認知症高齢者に対し、平成25年度より認知症ケア研究会を発足させ、定期的に学習会を重ねてきました。平成28年度には認知症ケア向上委員会を立ち上げ、認知症ケア方法の整備、入院環境の改善、職員教育等に取り組んでいます。現在職員のオレンジリング(※1)取得率は70%を超えました。

また、福岡市健康先進都市戦略「福岡100」(※2)の一つ「認知症フレンドリーシティプロジェクト・ユマニチュード(R)」の取り組みの中で「福岡市ユマニチュード(R)施設導入プログラム実践者育成研修」に博愛会職員24名が参加し、博愛会病院が研修および実習

施設(2017年11月13日~11月16日、12月4日~12月7日)のひとつになりました。

※1:オレンジリング:認知症サポーターの証(URL:認知症サポーターキャラバン

※2:福岡100:福岡市が2025年までに実現を目指す「100歳まで生きるのが特別でなくなる「人生100年時代」の到来を見据えて、保健医療という分野から、誰もが健康で自分らしく生き続けられる持続可能な社会システムをつくる」100のアクション

在宅への支援

看護部は患者さんが疾病や障害を抱えながらも、少しでも安心して住み慣れた地域・ご自宅に「帰ることができる支援」をしています。
在宅調整看護師は患者さんがこれまで歩んできた人生や価値観、これからのご意向を尊重する姿勢を持ち、入院早期から患者さんやご家族と一緒に退院後の生活をイメージし、退院までのスケジュールやお互いの役割を話し合い確認していきます。

退院後も安定した病状維持と生活しやすい環境整備に向け、患者さん個々に必要な病状管理の方法や処置・介護指導、活用できる社会福祉制度の調整もいたします。

また、職員への在宅支援教育、地域の方向けの健康教室、地域の医療機関・介護事業所との研修会等を積極的に行っております。
 

多職種との連携

チームアプローチを効果的の進めるには、“患者ケアはチーム全員で行う”というチーム意識とメンバーの相互理解を前提とし、患者情報を中心とした情報共有と多職種間の活発なコミュニケーションによる共通の目標を目指す体制作りを行っています。

看護部ではクリニカルラダー別に多職種合同研修を行い、各職種の役割や業務を理解しチーム医療の推進に役立てています。患者目標の共有化に向け多職種でチームカンファレンスを行い、患者個々の問題点の確認や治療・ケア・訓練の計画立案、実施、評価を定期的に行い、一貫したケアを提供できるようにしています。

特に排泄・食事・更衣・整容・入浴・移動・移乗など退院後の在宅や地域での生活につながるケアは、各職種の専門性を活かしながら協業しています。
 

地域との共生

博愛会では、「地域介護医療ゆかりの会」、中央区梅光園 「サクラまつり梅光宴」、「ふれあい看護」などの他にも「まちの保健室」、「お仕事体験」、「小学生・中学生の職場体験」、「社会人講話」、「夏祭り」など多くの地域の行事に積極的に参加し、地域の方々との交流を深めております。
地域医療介護ゆかりの会

地域医療介護ゆかりの会

当院は地域の一員としてこれからも地域とともに歩んでいきたい考え、「地域医療介護連携ゆかりの会」を発足しました。地域の看護・介護職の方々と一緒に顔が見えるかたちで「知り合う、学びあう、協力し合う」をテーマに勉強会や情報交換を行っています。

中央区梅光園「サクラまつり梅光宴」

中央区梅光園 「サクラまつり梅光宴」

地域の交流を深め、安心して暮らせる街づくりを目指して、子どもからお年寄りまで気軽に参加できるイベントとして3月に開催。

当院からは、「健康相談」「握力測定」「看護師になってみよう」等でブース出店してます。
 

ふれあい看護

ふれあい看護

市内の高校生を対象として実際に看護体験、介護体験を行い、患者さんとふれあい、看護の現場を肌で感じてもらう体験です。
他にも、小学生や中学生への車いす体験・社会人講話なども積極的に行っております。

  • 中学生職場体験
  • 車イス体験・職場体験
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